マウスピースってどうやってお手入れすればよいの?

マウスピース お手入れ

矯正やスポーツ、美容目的で使用するマウスピースの手入れに関することをご紹介します。毎日使用するもので、口の中にいれて使うものだからこそ、衛生には気をつけたいものです。いったいどのような手入れ方法をすればいいのでしょうか?ご紹介致します。

マウスピースは手入れが必要?

マウスピース 手入れある人は球技やボクシングなどのスポーツなどで外部からの衝撃を和らげるために、またある人は美容目的で左右対称の顔をキープするため、またある人は歯ぎしり対策のためにマウスピースを使用しています。でも毎日使用して、口の中に入れるものだからこそ、きれいに保ちたいものですよね。矯正用のマウスピースで長時間装着する人ならばなおさらです。

もしマウスピースが手入れできていないとどうなるのでしょう。口の中は実はとても細菌が多いところです。そのためマウスピースを手入れしていないとマウスピースに付着した菌が繁殖してしまい、それをまた口に装着すると、虫歯や口臭などのお口トラブルを引き起こす原因となってしまいます。そうさせないためにもマウスピースのお手入れは必要となります。

では、いったいどのような手入れ方法でお手入れをすればいいのでしょうか?

マウスピースの正しいお手入れ方法

口の中の菌は当然のことながら、マウスピースにも付着し、それが黄ばみや匂いの原因となっています。このようなトラブルを未然に防ぐためにも、マウスピースのお手入れは必要となります。
マウスピース 寿命マウスピースは、矯正用の長時間装着するものは原則として1日1回、スポーツ用や歯ぎしり防止用なら使用毎に洗浄することが推奨されています。洗浄方法は、歯医者の方針やマウスピースによっても異なります。具体的には、水やぬるま湯で洗い流す場合、歯ブラシや歯磨き粉を用いてブラッシングする場合、専用の洗浄剤や市販されている入れ歯洗浄剤などを用いた洗浄をする場合などがあります。

マウスピースの洗浄剤は薬局やドラッグストアの通販などでも売られており、500~700円程度で買うことができます。

使い方としては、水に溶かした洗浄剤にマウスピースを浸けるだけですので、とても簡単です。

ポリデント矯正用リテーナー・マウスピース用洗浄剤

マウスピース 手入れ
「ポリデント 矯正用リテーナー・マウスピース用洗浄剤」なら、5分洗浄液に浸しておくだけで矯正用リテーナーやマウスピースを99.9 %除菌することができます。マウスピースをニオイ原因菌やカビの一種などの頑固なヨゴレ、ニオイから清潔に保ちます
■使用方法
(1)150mL程度のぬるま湯(約40℃)に、本品1錠を入れます。
(2)口腔内装具全体を5分以上洗浄液に浸してください。洗浄液に浸した後に、洗浄液を市販の歯ブラシ等につけて磨いてください。シリコンゴム製品は傷つく恐れがあるので、歯ブラシで磨かないでください。
(3)洗浄後は水でよくすすぎ、残った洗浄液はすぐに捨ててください。
・錠剤は1回1錠が目安です。また、洗浄液は毎回お取替えください。
・アルミ包装は使用する直前に切り離してあけてください。あけたまま放置すると発泡しないことがあります。
・誤飲を防ぐため、洗浄専用の容器のご用意をおすすめします。

デントウォッシュ デンタルマウスピース 洗浄剤

マウスピース 手入れ
マウスピースのカビやバイ菌を強力除菌。マウスピースに付着している菌や汚れを酵素の力ですっきり落とします。洗浄成分が臭いの素となる汚れをしっかり落とし、口臭への悪影響を防ぎます。
使用方法
1約150mLの水またはお湯(40~50℃)をご用意ください。60℃以上のお湯で使用しないでください。
※水温が低いとまれに発泡しにくくなります。40℃~50℃のお湯をおすすめします。
2ご用意した水またはお湯にマウスピース洗浄剤を1錠入れます。
錠剤の包装は使用する直前に切り離して開けてください。開けたまま放置すると発泡しないことがあります。
3すぐに入れ歯を浸してください。
※ふつうの汚れの洗浄は5分程度で終了します。特に汚れがひどい場合は、一晩浸しておくと効果的です。
4洗浄後は水でよくすすいでください。ごくまれに汚れが落ちない場合がありますが、無理な洗浄やブラッシングはせずに、歯科医にご相談されることをおすすめします。
溶液は毎回お取替えください。
5ご使用後、湿気の少ない涼しい場所に保管してください。子供や第三者の監督が必要な方の手の届かないところに保管してください。車内やストーブのそばなど、高温となる場所に放置されますと、製品が膨張することがあります。

矯正用リテーナー・マウスピース用洗浄剤

マウスピース 手入れ
除薗率99.9%の強力除菌! 強力除菌でマウスピースをいつも清潔に保ちます。酵素の力でマウスピースに付着した汚れもしっかり洗浄します。 さらに漂白洗浄成分がにおいを消臭します。 
【使用方法】 
1. 約150mlの水またはぬるま湯(40-50℃)に本品を1錠入れてください。 
冬場など水温が低いと発泡が弱まりますので、ぬるま湯でのご使用をお勧めします。 
2. 口腔内装具を5分程度浸してください。 
一晩浸すと、より高い洗浄効果を得られます。 
3. 洗浄を終えたら水でよくすすいでください。  

お手入れの注意点

マウスピースにもソフトタイプとハードタイプがあり、お湯のほうが、汚れがよく取れるだろうと熱いお湯を使う人もいますが、特にソフトタイプは変形のもととなりますので、マウスピースを浸ける際やすすぐ際には、水かぬるま湯を使用しましょう。変形してしまうと、せっかく自分の歯型に合わせて作ったものでも、装着感が悪くなってしまいます。

また、マウスピースを洗浄する際に、過度に力を入れてしまったり、研磨剤が含まれているような洗浄剤を用いて磨いてしまうと、マウスピースに傷が入ったり破損につながったりする可能性があります。

そのため、マウスピースを洗浄する際には、力加減や洗浄方法に留意したり、歯医者さんに洗浄方法を教えてもらうことが重要だと考えられます。

マウスピースを汚さないために注意すること

喫煙について

マウスピース お手入れタバコには、ニコチンやタールを始めとして、その他の化学物質が含まれています。そのため、マウスピースを装着したまま喫煙をしてしまうと、マウスピースに汚れが蓄積したり、着色、素材への何らかの悪影響を及ぼしたりする可能性があります。また、特にタール(ヤニ)は歯への着色が認められているため、マウスピースを装着した状態では、より歯に着色しやすくなる可能性も考えられます。さらに、喫煙が口腔内の環境を悪化させることが知られており、直接的に歯の移動に影響せずとも、口腔環境の悪化によって間接的に歯列矯正にも悪影響を及ぼす可能性があります。

以上のことから、マウスピースを装着している間は、禁煙をする方が、マウスピースを衛生的に保つためにもよいでしょう。

飲食について

マウスピースは自由に取り外しができるので、矯正治療の場合であっても食事の時には、マウスピースを外すのが一般的です。そのため、マウスピースを装着したまま食事しない限り、マウスピースが長持ちすることと食事は無関係であると考えられますが、食事の後に歯磨きをしないままマウスピースを装着すると、マウスピースに食べかすなどが溜まる恐れがあるので注意してください。

また、特定の食べ物や飲み物には注意が必要とされています。

まず、ガムやキャラメルなど、間食の際によく食べられるようなもののうち、比較的粘性の高いものは、マウスピースに付着してしまうことがあります。これらの食べ物がマウスピースに付着したまま咬み合わせたり、装着を続けてしまうと、マウスピースが不衛生なままになったり、破損につながる可能性も考えられます。そのため、いずれの食べ物を口にする場合でも、マウスピースは外す必要があります。

次に、色素の濃い飲み物、具体的にはお茶、紅茶、ワインなどを飲む際には、マウスピースへの着色に注意する必要があります。

その他、糖度の高いジュースなどは、マウスピースと歯の隙間に入り込んでしまうことで、虫歯を誘発することがあります。そのため、これらの飲み物を飲んだ後では、うがいやマウスピースの洗浄を心がけることが、マウスピースの着色や虫歯を防ぎ、マウスピースを衛生的に保つことにつながります。

マウスピースの保管方法

マウスピース 保管最後にマウスピースの保管方法をご紹介しましょう。マウスピースの保管には、専用のケースに入れておくのがおすすめです。

といってもマウスピースのタイプによって、保管方法がまったく逆になりますので、注意が必要な点でもあります。

まずソフトタイプのマウスピースですが、外した後の保管方法としては、洗浄後乾燥させます。反対にハードタイプのマウスピースは、吸水性がありますので、乾燥させると割れてしまいます。吸水性があるので、お茶やジュースなどの色が付きやすいということになります。

保管方法としては、ソフトタイプは洗って穴が空いたタイプのケースに入れる、ハードタイプは水を入れたケースに入れておくことで、マウスピースをクリーンに保ち、長持ちさせることができます。

ソフトタイプのマウスピースは、とにかくきれいに洗った後は乾燥させることです。室内でも風通しのいいところに置きましょう。季節によってはカビが繁殖することもありますので、湿ったままの状態でケースに入れないことです。必ず、よく乾いたことを確認してから、ケースなどにしまいましょう。

また、ハードタイプのマウスピースを持ち歩かなくてはならない時、水を入れたケースを持ち歩くのが厳しい時などには、濡れティッシュやタオルなどでくるんで水分を含んだ状態にして持ち歩くと大丈夫かと思います。

このように、タイプが違うマウスピースの保管方法は異なりますので、自分のマウスピースがどのタイプかを確認した上で、必ず正しい保管方法を守りましょう。

まとめ

マウスピースは手入れをしっかりとし、清潔に保たないと、口の中の菌が繁殖して虫歯や口臭の原因となります。歯ブラシで磨いたり、専用の洗浄液などを使った手入れが有効的です。保管方法に関してはハードタイプとソフトタイプによって異なるので、事前に確認するようにしましょう。

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