自分の歯に合わせたマウスピースって簡単に作れるの?マウスピースの自作方法

マウスピースの画像

歯医者さんでオーダーメイドのマウスピースを作ることが最も安全で効果もありますが、どうしても費用が高くなってしまいます。そのため市販のマウスピースを検討している人も少なくありません。矯正・歯ぎしりやいびき対策、スポーツ用など、様々なマウスピースが販売されていますが、その中で、市販のマウスピースは既存型のマウスピースと、自分で型を取れるセミオーダーメイドのマウスピースの2種類があります。今回は、その自作するセミオーダーメイドのマウスピースについて紹介します。

歯医者へ行かずにマウスピースを自作する

マウスピースの画像市販のマウスピースに中には自分で型をとるタイプのものがあります。方法は簡単で、まず、はじめに熱湯でマウスピースを温め、柔らかくします。そして、その状態で自分の歯に装着して、その形を記憶させます。

それ以外に、「おゆまる」という工作グッズなど、工作等に使う樹脂を購入し、一から自作する人もいますが、そもそも素材がマウスピース用ではないのでおすすめできませんが、実践している人がいるので驚きですね

詳しいマウスピースの自作方法

Amazonや楽天、スポーツ用品店、ドラッグストア等で購入できます。値段は1,000円弱〜3,000円程度です。
<作り方>

  • 市販のマウスピースを用意します。商品によって異なりますが、熱湯につけると変形して歯型をつけられるタイプが主流です。
  • 説明書をよく確認しましょう。商品によって浸けておく温度や時間が異なります。
  • まだ温めていない状態で歯にあてはめてみます。だいたいどの位置で噛めば良いのか確認します。鏡を見たり周りの人に見てもらいながら、前から見てもおかしくないか確認します。
  • スポーツ用のマウスピースは、噛み締めて衝撃を吸収することが目的です。奥歯でしっかり噛めるよう、奥歯の部分が厚くなるように意識します。
  • マウスピースを温め、軽く噛みます。この時、奥歯の部分が薄くならないように気をつけます。
  • 装着した時に喋りづらくならないよう、マウスピースを装着した状態で声を出したり、口を動かします。
  • マウスピースが冷めたら口から取り出します。熱いうちに取り出してしまうと、歪んでしまいます。
  • 取り出した後は、ハサミやヤスリを使って形を整えます。

安価で作れるので便利ですが、歯科医のオーダーメイドの物と比較するとやはり差が大きいです。歯型のフィット感が全然違うので、できるだけ歯科医の指導の元下で作ってもらいましょう。

マウスピースを自作するメリット

作り直すことが可能

お湯に浸けると形が変形しますので、修正することができます。また、成長期のお子さんの場合は歯医者さんで作ってもすぐに骨が成長して使えなくなる場合があります。オーダーメイドの物に比べると安価なので、合わなくなってもすぐに作り直すことが可能な点が嬉しいですね。

すぐに入手できる

Amazonや楽天、ドラッグストアで売っているのですぐに入手することができます。歯医者さんで作る場合、歯型を取ってから時間がかかることがあります。せっかく作るモチベーションがあっても、完成までに時間がかかりすぎると意欲が下がってしまいますよね。歯医者さんへ行く前にお試し感覚で使ってみても良いでしょう。

安価でオーダーメイドに近い物を手に入れられる

市販の商品にも関わらず、自分の歯型に合わせられるのは嬉しいですよね。「オーダーメイドがいいけどお金がない…」という方にとっては、オーダーメイド感と予算感のバランスがちょうど良いでしょう。

おすすめの自作マウスピース

Dr.スリーパー N-ms1

マウスピース 睡眠
日本人の口に合うように開発された歯ぎしり対策のマウスピース、薄さとしっかりフィットする素材感がポイントです。口に入れるものだからこそより良い素材のものが良いと思うと思いますが、このマウスピースはその思いに答えて「安価なBPA素材を使用しておりません」付け心地に違和感を覚えない薄さなので、睡眠の邪魔をしません。

シリコン いびきマウスピース

マウスピース いびき
温めた後にはめることで型をとるセミオーダーメイドタイプのマウスピース。2個セットで1個あたり500円とコスパに優れており、その点が高くユーザーから評価されている歯ぎしり・いびき対策におすすめのマウスピースです。

Grocia マウスピース

マウスピース スポーツ
医学的根拠に基づいた”スポーツ専用の型取りマウスピース”です。お湯で温めて自分の歯型に合わせるだけで自分の歯に合わせたセミオーダーメイドのオリジナルマウスピースを自宅で簡単につくることができます。スポーツによって衝撃を受けやすい前歯にはたった1本しか根がありません。Grociaのマウスガードは歯の部分だけでなく歯茎の上のほうまで覆う構造になっており、これにより歯茎の奥に埋まる歯根を守ることが可能になっています。今だけのお得な3個セット

flower mountain マウスピース 3個セット

マウスピース スポーツ
スポーツ用マウスピースです。歯の保護、競技能力の向上など大きな効果を発揮します。約80度のお湯で温めて歯にセットするだけで簡単に自分専用が作れるセミオーダーメイドタイプとなっています。取扱説明書もついているので初めてでも安心して制作できます。個人の噛み合わせに合わせたマウスピースで、歯の欠損や折れ、口内のトラブルを予防・軽減・緩和できます。安全基準を満たした EVA(エチレン,酢酸ビニルコポリマー,熱可塑性プラスチック)から作られています。子供から大人・プロ選手まで幅広い層に対応している多機能マウスガードです。

Dental-Pro

矯正マウスピース 歯医者
お湯で柔らかくして、型取りを行うタイプのマウスピース。型取りならではのフィット感が得られます。中央に空気口が付いているので、鼻呼吸ができない方でも使えます無色なので、付けていても目立たずに、使いやすいのでユーザーからは高く評価されています。

マウスピースを自作するデメリット

自分に合っているか分からない

マウスピースは歯型が合っていれば良い、というわけでもありません。頭部全体のバランスや噛み合わせ、現在の歯の状態を把握することも大切です。合わないマウスピースを装着し続けてしまうと、歯並びが悪くなったり、噛み合わせが合わずに変な箇所に力がかかったり、歯肉を傷つけたりと悪影響が出ます。症状を改善するために装着したはずが悪化するなんて、元も子も無いですよね。自分に合ったマウスピースを作れる保証はありません。

アドバイスをくれる専門家がいない

歯医者さんで作ってもらうと、経過を診てもらえますし、困ったことがあった時にもアドバイスをもらえます。しかし、市販の物を買った場合は自分しかチェックする人がいません。歯科の知識が無い状態で経過を適切に判断するのは難しいです。

上手に作れるとは限らない

失敗しても作り直せるとは言いましたが、薄くなったものを厚く戻したり、一度切ったものをくっつけたりすることはできません。だいたい1個〜2個で売られていますので、2回失敗すると数千円が無駄になります。

このように、知識の無い素人が自分でマウスピースを作り、経過を観察するのは難しい面もあります。予算や時間の問題もあるとは思いますが、できるだけ専門の歯科医に診てもらってからマウスピースを作りましょう。

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